名目金利と物価変動の関係

名目金利とは物価の変動率を加味しない、形式的ないし表面上の金利のことをいいます。 たとえば、預金の金利の場合、名目金利が5.0%に上昇したとしましょう。 お金を預けるうえでは金利は高いほど嬉しいわけですが、そのとき、世の中の物価も上がり物価上昇率が2%だったらどうでしょうか。 物価が上昇するということは、お金の価値が変わることを意味します。 これまでと同じ金額を出しても物が買えなくなり、お金の価値が下がった状態です。 金利が5.0%に上昇しても、物価が2%上がっているということは実質的な金利は3.0%にしかならないことになります。 逆に名目金利がわずか1.0%だったとしても、物価が下がり物価上昇率がマイナス0.5%なら、お金を預けることで実質的には1.5%の価値があることになるのです。 お金を借りる際でいえば、物価の変動によってお金を借りるコストが増減することになるでしょう。 預金の場合とはお得度が高いケース、実質的に損をしているケース、つまり、利息負担が大きくなるケースが逆になります。 借り入れの適用利率が名目で13.5%だったとします。 この際、物価が2%上昇していれば、11.5%で借りられたのと同様の効果が得られます。 物価の上昇率が高ければ、現金で支払うより、借りたほうが得な場合も出てくるかもしれません。 これに対して、物価が1%下がったとすると実質的には14.5%の金利負担をしていることになるでしょう。

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